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山下レディースクリニック

排卵誘発剤による副作用は?

前回ご回答いただきありがとうございました。今回もよろしくお願いします。今私が受けている治療は、排卵誘発剤を内服しHMGを2回ほど日をあけて注射し、排卵の頃にHCGを打つというのを3ケ月続けています。おそらくその副作用で左の卵巣が4cmに腫れてしまっています。それと先日病院に行ったときにお腹に水がたまっていると言われ排卵の時に水が出るのでそれでは?とのことだったのですが今日また病院に行き結局排卵はまだしてないことがわかりました。帰って本を読むと副作用で水がたまることがあるというのを見てすごく不安になりました。ここで質問なのですが、卵巣が腫れたり水がたまったりする副作用は治療の上である程度しかたのないことなのでしょうか?また卵巣はどのくらいで元に戻りますか?もし卵巣が腫れたまま妊娠しても大丈夫なのでしょうか?不安はつきません。お返事お待ちしています。宜しくお願いします。


回答

不妊症治療でhMG−hCGを使用して排卵誘発を行いますと必ず卵巣は腫れます。お腹には多少の水も溜まります。その程度が著しいときにはOHSS(卵巣過剰刺激症候群)と呼ばれ、大きなトラブルとなることがあります。これは不妊治療を進める上で最も厄介な合併症のひとつで十分に注意すべきものです。特にPCOの方にhMG−hCGで強力に排卵誘発を行いますとかなりの頻度で発生いたします。この治療を受けられる際にはその危険度や注意点等についてよく主治医の先生と話をしておく必要があると思います。ゆーさんのこの度の卵巣の腫れや水のたまりはもちろん治療によるものです。ただこのケースではクロミッドという内服薬にhMGを2回注射されただけですから排卵誘発としてはそれ程強力でなく、またOHSSという意味では重症にはなりません。このままにしていても妊娠しなければ比較的早くにもとに戻るでしょう。また妊娠された場合には腫れがさらにひどくなったり長引いたりするでしょうが心配はないと思います。いずれにしても今後のことも考えて主治医とはこの点についての話をされておくことをお勧めいたします。

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