薬に関する情報をQ&A形式でご紹介

高温期の薬の服用は?(風邪薬、抗ヒスタミン剤)

ずいぶん前に結婚7年半で1度も妊娠したことがなく、腹腔鏡の検査を受けるか、体外受精にチャレンジするかを相談させていただきました。あれから子宮鏡の検査をしましたがこれは全く問題無く、とっても綺麗であると太鼓判を押していただきました。その後、現在2周期目ですが、クロミッドとパーゴナルで卵を作り(右卵巣に)タイミングをしています。毎回週末の土曜日にあたってしまうのでヒューナーテストはまだ受けられていません。主治医は次のステップアップとしては人工授精を考えられているようです。いきなり体外受精よりは・・・ということらしいです。前書きが長くなってしまいましたが、高温期の薬の服用について教えて下さい。以前から高温期には絶対に薬は飲まないようにしていましたが、先月風邪をひいてしまい、主治医に相談したところ、生理前は大丈夫とのことでしたので市販薬を飲みました。現在は花粉症で辛い毎日で、仕事がありますので夜だけでも薬を服用し眠りたいのですが、月経周期は28日目になっています。タイミング指導日は3/10でした。高温期であっても市販薬を服用してもよいとすれば目安としていつ頃までなら大丈夫でしょうか?また高温期の薬の服用はどのように考えられますか?お忙しいところ誠に恐縮ですが、よろしくお願いいたします。


回答

風邪の季節が終ると今度は花粉症ですね。私の周りにも鼻水やくしゃみに苦しめられておられる方が大勢おられます。また毎日何人もの方から同じような質問をうける今日この頃です。さて花粉症に処方される内服薬の主体は抗ヒスタミン薬であろうと思います。この薬は妊娠初期には余りお勧めではありません。できたら服用を避けた方が無難です。影響を受け始める時期ですが器官の形成が始まる頃、すなわち排卵があったと考えられる時から約1週間を過ぎた頃からと考えられます。この時期からは薬の影響が心配されます。その薬を服用することの有用性が心配よりも明らかに優ると考えられるのでなければ、服用を控えたほうがよいというのが一般的な考え方であると思います。

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